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ニュートン・キング埠頭バース(1号と2号)は、タンカーおよび液化ガス・ターミナルとして使用されており、原油、メタノール、液化石油ガス(LPG)、石油などの荷役が可能である。
曳船は、2隻(2,400馬力と720馬力)が使用できる。
清水およびガスオイルの供給が可能である。
船舶修理は、RobertStone&Co.で小修理が可能である。
86年における同港の貨物取扱量は約390万トンに達している。
5.タウランガ港
同港は、北島の東岸に位置した主要貿易港で、パター、チーズ、粉ミルク、果物、家畜、木材、丸太、木材チップ、木材パルプ、鋼材、その他一般貨物の輸出、セメント、化学品、肥料、穀物、石油製品、塩、鉄鋼、その他一般貨物の輸入を扱っている。埠頭(長さ延べ2,052m)は、11バース(水深9.5〜11.6m)から成り、埠頭には貨物倉庫7棟(20,117平方m)、乾燥木材倉庫(1,016平方m)、木材チップ倉庫(保管能力8万トン)、中継貨物用冷蔵庫(3,700平方m)、木材(丸太)倉庫(能力12万2,000トン)、コンテナ保管場所(30.34ヘクタール)、冷蔵倉庫(能力20,300トン)などの設備がある。
このほか、港内には石油製品貯蔵タンク(能力115,000トン)、セメント倉庫(2,250トン)、肥料倉庫(面積7ヘクタール)、メタノールおよび苛性ソーダなどバラ積貨物用倉庫、塩精製所(年間能力6万トン)などがある。
その他、Ro/Ro鉛およびコンテナ船の荷役設備として、フォークリフト(最大能力40トン)、高架クレーン(35トン)などがある。
鉱石およびバラ貨物の荷役設備としては、300トン能力のホッパー・クレーン2基、高架クレーン用小型ホッパー10基、電動油圧グラブ、木材チップ運搬用コンベヤ装置などがある。
タンカー・ターミナルには、石油製品およびバラ積化学品用のタンカー・バース(水深10.7m)がある。
曳船は2隻(うち1隻は非常用)が使用できる。

 

 

 

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